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自律神経失調症と頭痛について

自律神経失調症を発症した時、もっとも多い症状の1つに頭痛があります。

そして自律神経失調症を発症した人によって、様々な種類の頭痛を伴うことになります。

この項では、自律神経失調症による頭痛の種類について触れてみたいと思います。

 

○偏頭痛(片頭痛)…

どちらかといえば女性に多く見受けられる症状で、どちらか一方のこめかみ付近に強く痛みを感じ、偏頭痛が続くことによって嘔吐やめまいをも併発します。

ちなみに偏頭痛には痛みの前ぶれ(兆候)があるので、その時に処方すれば偏頭痛を緩和することができます。

 

○慢性頭痛…

字の如くどんよりした痛みが目の奥から広がりいつまでも続く症状で、慢性頭痛が続くことによって身体全体のだるさ(不調)を併発します。

そして慢性頭痛は原因がはっきりしないことが多いため、ずっと慢性頭痛が続くようであれば病院で精密検査を受ける必要性があります。

 

○群発頭痛…

どちらかといえば群発頭痛は男性に多く見受け荒れる症状で、目のかすみから始まり首の張り(首痛)/肩こり等々を併発します。

そしてその痛みによって、集中力が散漫になる傾向があります。

ちなみに群発頭痛が男性に多く見受けられる理由として、アルコールの飲み過ぎが挙げられます。

(※群発頭痛は、午前中に発症します。)

 

○緊張型頭痛…

緊張型頭痛は、頭全体がギュッと締め付けられるような症状です(ヘルメットで圧迫されるような感じ)。

そして緊張型頭痛は数時間~数日の頭痛が反復して発症する場合と、持続的に毎日のように続く場合があります。

 

○薬物乱用頭痛…

偏頭痛/慢性頭痛/群発頭痛/緊張型頭痛などを治療するための薬物を過剰摂取することによって、かえって頭痛を悪化させてしまう症状をいいます。

(※頭痛薬を過剰摂取することで、次第に薬の効き目が薄くなる→薬物乱用頭痛。)

 

このように単に頭痛といっても、これだけの種類の頭痛があるわけです。

そして自律神経失調症によって頭痛を併発した場合、薬の処方以外に下記に明記することを心掛けてください。

・ストレスを感じているのであれば、ストレスの要因を解消させる。

・身体に無理をさせない(仕事等々による寝不足)。

・適度な有酸素運動(ジョギングや水泳)をすることによって、血行(血流)を促進させる。

・頭痛は、眼精疲労から発症する場合があります。しっかり、目を休ませてください。

・身体を冷やさない。

 

日常的にできる緩和法…つまり自律神経失調症による頭痛を緩和することができれば、頭痛から併発する様々な症状を緩和へ導くことができます。