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自律神経失調症と仕事上のストレスについて

一昔前であれば、自律神経失調症という病名さえあまり知られていなかったと思います。

しかし近年では、ほとんどの方が自律神経失調症という病名を知っています。

何故なら仕事上のストレスが原因で自律神経失調症を発症する人が、非常に増えている傾向にあるからです。

自分自身、もしくは自分の回りの誰かが、いつ自律神経失調症を発症してもおかしくないからです。

 

想像してみてください。

毎日、通勤で満員電車に揺られ…会社に行けば、売上げのことで上司に叱責され…そして同期/先輩/後輩との人間関係に悩まされれば、誰でも自律神経失調症を発症してもおかしくありません。

 

さらに仕事上のストレスは、家庭生活にも入り込んできます。

仕事が増えれば、残業を余儀なくされる…帰宅時間も遅くなり、食生活も不規則になる…そして、睡眠時間が取れなくなる(眠れなくなる)…(生活習慣の乱れ)…。

このように、仕事は自律神経失調症を発症する様々な原因を含んでいるのです。

 

仮に自分自身が仕事上のストレスで自律神経失調症を発症したのであれば、可能な限り、まとまった休みを取るようにしてください。

もちろん会社によって休職が認めらない場合もありますが、休職が認められる会社であれば、1ヵ月~6ヵ月休むことができます(権利)。

 

その休職期間を使って、自分自身と自律神経失調症を客観的に見つめ直してください(=見ることができるようになります)。

そして、自律神経失調症が出ないようにする工夫/上手な付き合い方等々を試してみてください。

そうすれば、必ず自律神経失調症の対処法を見つけることができます。

 

ちなみに自律神経失調症の対処法(付き合い方)として…

朝の散歩やウォーキング/水泳/お風呂の半身浴/アロマオイルを焚く等々…自分自身がリラックスできる方法(ストレス回避)が、必ずあるはずです。

 

そして最後にもう1つだけ…それは、自律神経失調症の症状が落ち着いてきたからといって、すぐに復職しないようにしてください。

何故なら、自律神経失調症は非常に再発しやすい病気だからです。

中途半端に復職すれば以前と同じようにストレスが掛かり、結果的にすぐに自律神経失調症を発症してしまいます。

これでは「元のもくあみ」です。

 

会社で自律神経失調症が認められれば(休職)、その休職期間をフル活用してください。

(※ちなみに休職が認められた場合、休職中の給与は(全額支給ではありませんが)会社負担として毎月分支給されます。)