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自律神経失調症とストレス

自律神経失調症は、「心の闇の部分」が身体的症状・精神的症状として発症する心因性の病気です。
始めはその症状が見え隠れしていますが、時間が経つにつれて症状が強く表れ始め…結果として、日常生活を狂わすほどの支障をきたすことになります。
このように複合的症状(身体的症状+精神的症状)を併発する自律神経失調症を引き起こす原因として、ストレスが挙げられます。
ストレスこそが、心因性の病気を引き起こす根源であると言っても過言ではありません。
またたまに、「私はストレスを感じない」という人を耳にします。確かにその人にとって、一見ストレスを感じない状況かもしれませんが…それでも何かしらの状態で、ストレスは蓄積され続けます。
そして、その人にとって耐えられない程のストレスに達した時、自律神経失調症の症状を発症してしまうのです。

では私たちを自律神経失調症へと誘うストレスには、どのような状況があるのでしょうか。
例えば…人間関係のストレス(=悩みやイジメ)・仕事や受験に対するストレス(=プレッシャー)・病気や疲労といった身体的ストレス(=身体の負担)等々、様々なストレスがあります。
上記のストレスの中で、特に多く見られるのが「仕事(=人間関係を含む)に対するストレス」ではないかと思います。
「何とか仕事を成功させなければならないプレッシャー」「職場の上司とソリが合わないことによるストレス」…こうしたストレスは、本人にも自覚症状があります。
しかし中には、ストレスと感じていないストレスもあります…結婚/昇進/出産/新しい学校への入学等々、他人から見れば喜ばしいことですが、実は本人にとっては無意識のストレスになっている場合もあります。

また、ストレスは大人だけに限ったことではありません。
親が居酒屋に子どもたちを一緒に連れていき、お酒を飲む…実は幼い頃からこのような状況が続けば(=不規則な生活習慣)…子どもたちも自律神経失調症を発症する場合があります。
子どもたちの自立神経は、まだ発達状態にあります。不規則な生活→知らず知らずの間に、ストレスの蓄積→自律神経失調症になりやすい状況を生み出してしまうのです。
(ストレスに弱く、病気になりやすい大人に成長する可能性が高いといえます)
私たちの生活には、様々なストレス要因が混在しています。そうしたストレスと上手く関わり合うことが(対処法)、自律神経失調症の予防になると考えられます。
みなさんは、自分なりにストレスと上手く付き合う対処法を持っていますか!