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自律神経失調症~生活習慣~

人間は多かれ少なかれ、ストレスを感じながら生活をする動物です。しかしストレスを蓄積し過ぎると、自律神経失調症を発症する恐れもあります。そして自律神経失調症の発症を防ぐには、普段の生活習慣が大きな鍵を握っているといわれています。
そうです…私たちは生活習慣の中で、ストレスを発散させる術を身に付ける必要があるのです。

○規則正しい生活習慣…
自律神経失調症に拘わらず、すべての病気に対しての予防法・治療法となるのが規則正しい生活習慣です。規則正しい生活習慣を実践しているからこそ、自律神経(交感神経と副交感神経)はバランスを保っているのです。自律神経を1本の枝だと考えてください。多少の生活習慣の不規則であれば、折れることはありません(=ある程度まで、枝はしなります)。しかし過度の生活習慣の不規則が続いた時、枝はポキッと折れてしまいます(=自律神経失調症の発症)。つまり枝がしなり続けている間は修復可能ですが、一度ポキッと枝が折れてしまうと修復困難になります。これが自律神経失調症の恐ろしさでもあるのです(=修復に時間を要する)。
しかし、私たちの自律神経は枝ではありません。規則正しい生活習慣をすることで、自律神経は修復することができます。

○入浴とリラクゼーション…
身体の体調が良い人にとって、入浴は最もリラクゼーション効果があるといっても過言ではありません。しかし、入浴=身体に負担を与える状態でもあるのです。湯船に浸かる→血管は膨張し、血液循環を促進させる→血圧は急上昇。頭はボーッとする…確かに、入浴は自律神経を意識的に活性化させる症状でもありますが…体調が優れない人にとって、最も避けたい状態でもあるわけです。入浴とリラクゼーション…それは、紙一重であることを覚えておいてください。

○適度な運動習慣…
運動する→汗をかく/心拍数が上昇する/熱を放散する…運動=交感神経が働きます(活動型)。運動終了後→疲労が出る/身体が眠りを要求する…運動終了後=副交感神経が働きます(就寝型)。つまり適度な運動をすることで、交感神経と副交感神経の切り替えをスムーズにすることができるわけです。そして適度な運動習慣が、その時点で自分自身の自律神経のバランスを確認するのに役立っているのです。