自律神経の不安定な状態から胃がもたれる
自律神経失調症による食欲不振・胸焼け
自律神経の調子が不安定だと、食欲が落ちたり、胸やけ、胃もたれが生じる事があります。胃液の分泌が乱れてしまい、働きが低下する事で、このような症状が発生します。副交感神経に司られている胃や腸、食道、十二指腸などの消化器は、副交感神経の働きを悪化させる自律神経障害の影響を、直接に受けてしまいます。
そうなると、胃の内部で、モノを運ぶための運動力が悪化し、胃液の分泌の乱れがトラブルを引き起こしてしまいます。胃酸が過剰に出る胸焼け、胃の蠕動運動の悪化による胃もたれ、胃が拡張しいにくくなるために陥る食欲不振が挙げられます。
自律神経失調症の食欲不振・胸焼けの原因
ストレスや生活習慣などによって自律神経が乱れると、胃液の分泌異常・胃の動きの悪化を引き起こします。そうなると、胸焼けや食欲不振、胃もたれが発生してしまうのです。
このような症状がある場合には、検査で胃癌や胃潰瘍の心配がないかどうか確認した方が安心です。
胃もたれがある場合には、まず検査を!
食欲不振や胃もたれがしばらく続く場合には、胃の検査をしてみるといいでしょう。食欲不振や胸やけがある場合には、胃潰瘍や胃癌の疑いがないかどうか、検査してみるといいでしょう。
何をするかというと、バリウムによるエックス線造影検査、内視鏡検査などです。器質的問題がない場合には、自律神経の乱れや、精神的ストレスが疑われます。まずは原因となるストレスや、生活習慣の乱れを改善する事が先決です。症状が重い場合には、薬物治療が必要になる事尾あります。この際には、胃酸の分泌を抑える薬などで、胃の調子を整えていきます。胃に負担をかけない生活習慣を送る事も重要です。
自律神経失調症による胃もたれを克服するための対策
自律神経失調症の食欲不振・胸やけの対策を、日頃からきちんとしていきましょう。十分な睡眠やストレスのない環境作り、腹八分目まで、食後30分内には横にならない事、よく噛んで食べる事などを意識しましょう。薬を飲んで予防するという選択肢もあります。