自律神経はストレスとの関係に注目
自律神経とストレスには関係がある
自律神経というのは、ストレスとも大きく関係しています。自律神経というのは、身体の色々な機能を調整してくれる神経です。例えば、心臓をバクバクさせたり、抑えたり、汗を流したり、血管を開いたり閉じたり、瞳孔を開け閉めしたり、胃腸の働きを調整したりもしています。自律神経の働きが乱れてしまうと、色々な症状が発生してきます。このような自律神経の乱れからくる病歴は、自律神経失調症と呼びます。
しかし、この自律神経失調症が厄介でもあるのです。なぜ厄介かというと、どこの時点で自律神経が失調しているかと特定すればいいのか、非常に難しい病気でもあるからです。
ストレスによる自律神経の反射反応
自律神経の反応として、脈拍が速くなり、血管が収縮して血圧が上昇していきます。これは、逃亡や戦いなど、これから始まる活動に向けて、エネルギー源である糖質や脂肪を、筋肉に送るためです。さらに、これから始まる活動のために、これらが糖質などの成分が、血液中に増加します。これらが、自律神経のストレスによる反応の結果です。
心身症患者における実験結果
そんな中で、慢性的なストレスが関連した心身症の患者さんにおける、自律神経系のストレス反応を、健康な人と比べて調べてみます。そうすると、心身症の患者さんの自律神経の知的作業ストレスに対する反応性が、低下してくる事が分かりました。そのため、心身症(慢性的なストレスを抱えている人)の方達では、自律神経の反応が鈍くなり、外的状況に適切に対応できなくなっている事が分かりました。
(参考資料:http://body-thinking.com/column/clm_stressresponse.htm)
この事と、心身症の症状がどう関係してくるのかは、まだ定かではありませんが、ストレスと自律神経が、大きく関連している事は間違いなさそうです。現在も研究を進めているところだそうです。