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自立神経失調症という病気について

この項では、改めて自律神経失調症という病気について、より詳しく触れてみたいと思います。

現代社会で多くのストレスを抱え込んでいる私たちは、症状によって「自律神経失調症/うつ病/適応障害」といった病名を診断されますが、そうした病名が「一体、どのような病気なのか」…きちんと把握している人は少ないのではないでしょうか。

事実、医師が自律神経失調症と診断したとしても、「検査をしても、その症状を裏づける所見が見いだされず、また器質的病変がないのにさまざまな不定愁訴を訴える状態」と、定義付けしているに過ぎないからです。
(※不定愁訴とは=頭が重い/イライラする/疲労感が取れない等々、何となく体調が悪いという自覚症状がある…そして検査をしても、原因が見つからない状態。)

自律神経失調症の場合、不定愁訴の症状から身体の病気に気を取られがちですが、多くの場合、精神的症状を併発しています。

つまり自身の身体の声だけでなく、それに伴った心の声に耳を傾けることが必要です。

そして自身の心の声を医師に届けることによって、きちんとした症状がわかり回復に繋がっていきます。
(※どんな小さなことでも構いません。とにかく、精神的に感じたことを伝えることが重要です。)

もしそうしたことを怠れば…自律神経失調症の症状が酷くなるばかりか、完治することが困難になります。